経営者必読!「トレンド」を意識する重要性
年末がだんだんと近づいてきました。日が短くなると焦りますね~。
「今年もいろいろありました。」なんて、まだ今年が終わっていないのに
もう終わったように振り返っている今日この頃です。
さてさて、ニュースや経済雑誌では、今年(2018年)のヒット商品ベストランキングが公表されています。
「ケーブルバイト」・ 「プリントス」・「ポケトーク」2018年のヒットした商品ですが、
皆さんはいくつ分かるでしょうか?
なぜ?「トレンド」となった背景を考え、隠れている消費者の興味・関心のキーワードを取り入れることが経営では大切ではないか思い、ブログで少々語ってみたいと思います。
皆さんもご存知でしょうが、私は経営改善や企業再生の実務を専門にやっています。(今さら、紹介されてもですが・・・)
イメージとしては数値管理・コストカットなどが挙げられると思います。しかし、最終的には「売上を上げる」ことを考え取り組まないと会社の建て直しできません。そのため、事業再生や企業再生をやっている人も売上をどうやってあげるか?ということに取り組むことになります。
そこで、気になってくるのが消費のトレンド(流行)は何なのか?、消費者の関心ごとや興味はどこにあるのか?ということです。
特に最近は、SNSでの情報発信で、情報の伝わるスピードが格段に速くなったり、情報量が以前と比べ非にならないぐらい多くなっています。SNSから広まり「トレンド」になったということも多くあります。今だと「インスタ映え」あたりですかね~。売上を上げたいと思うと「トレンド」というものを意識する必要性が出てきているのではないでしょうか。消費の変化をキャッチしないと売り上げが上げにくくなっていますね~。(売上を上げるのも情報戦が要になるということですね!)
しかし、経営改善が必要な会社ほど「トレンド」の情報を掴むのを怠っている、経営者が「トレンドなんか関係ない!」と探求しないことが多いと感じています。
反対に、利益の上げている会社は「トレンド」の重要性に気づいており、常にアンテナを高くして情報収集をしています。
消費者が何に興味・関心を持っているのか?「消費の変化を掴む」ことが経営者の大事な仕事ではないかと感じます。この消費の変化をつかむということが「経営の勝敗の分かれ目」になるといっても過言ではないかもしれません。
「勝敗の分かれ目」とは、「適正な利益を継続して得ること」です。もっと突き詰めていくと「売れる仕組みづくり」ができるかどうかではないでしょうか。
「安定した売上がある」ことは、経営者の精神的ストレス(業績や資金繰り)が大幅に軽減することができることは私も経営者ですのでよく理解しています。売上が立つと、心の余裕が出て色々なことに挑戦してみようと前向きにもなります。しかし、売上の見込みが立たない時、心の余裕がなくなり何をして良いか?分からない状態に陥ってしまいます。心の焦りが先行し、冷静な判断ができず感情に流され、売上の効果が薄い支出をしたいりしてしまいます。そのため余計に資金繰りが逼迫してしまう状況になります。このプロセスは再生会社になる経営者の行動によくありがちです。
経営改善で経費削減や原価削減などは、やることは大事ですが限界があります。その限界を無視して行うと 顧客に対し粗悪な商品やサービスを提供し、より顧客離れにつながることがあります。
やはり、やりすぎるということはいけないのかもしれませんね~。
「経営」は時代の流れに合わせ「やり方・売り方を変えていく」ことが長く続けるコツです。そのため「トレンドを掴むこと」のアンテナを常に高くするトレーニングが必要ではないかと私は常々感じているところです。
私の「トレンドを掴む」トレーニング方法を紹介します。それは、簡単で誰でもできることです。「コンビニ」で今売れている商品を見つけ買ってみることです。そして、その商品が「なぜ売れているのか?」を自分で仮説を立てインターネットで検索する(俗にいう”ググル”)ことをしています。そうすると、自分で立てた仮説が合っているかどうか?を答え合わせができるとともに、商品のターゲットや売り方などもわかるようになってきます。「なるほど!!」ここがターゲットだったのか、こんな売り方があったのかという発見ができ、有効なトレーニングではないかと思って続けています。「売上を上げるヒント」の情報を捉えておくことが経営者には必要なスキルではないかと思います。
私もコンサルタントとして良いアドバイスができるように日々鍛錬していきたいと思います。