業績を管理するとは・・・(管理会計のすすめ)

経営者の皆さん、

自社の業績管理できますか?

まさか、決算の時しか業績がわからないなんてないでしょうね?

「自社の業績を毎月きちんと管理しましょうね!」

よく研修やセミナーで耳にタコができるほど聞かされていると思います。

私もよく、研修や創業セミナーなどでいうフレーズです。

 

ここで、ちょっと考えてみてください。

「業績を管理する」とは一体どういうことでしょうか?

当社は、会計事務所から月次監査をしてもらっているから

きちんと業績管理してますよ!という経営者の方がいらっしゃいます。

本当に業績を管理していますか?

それは、「業績把握ではないですか?」

業績把握は大事で、決算の時しかわからないよりは遥かに良いことだと思います。

しかし、業績管理ではないのです。

会計には、税務会計と管理会計の2つがあります。

会計事務所は、税務会計をしています。

過去の取引が税法の法律に照らし合わせて正しいかどうかをチェックしています。

そのため、過去の数値を見ています。

経営者は、過去の数値は大事ですが今月の業績はどのようになるのか?、

目標数値との比較はどうか?、決算の着地点はどうか?、今後の業績推移はどうか?ということが

気にかかるものです。これが「業績管理」なのです。

これは、会計事務所に頼んでも無理な話なのです。

これは、自社で仕組みを作り上げるものです。

「こんなの出来るわけがない」とおっしゃる経営者の方もいると思います。

でも、わかったら・・・・

非常に経営に役に立つ情報になります。

わかるための努力と工夫が必要です。怠け者にならないでくださいね!

経営者が自社の経営数値をコントロールできないのは

怠け者だと思いますよ。もっと「工夫」してください。

私も、クライアント先と約1年くらいを掛けて自社の業績管理ができる仕組み作りをしました。

10月決算ですが、3カ月前からは決算の着地点予測・金融機関に評価される決算書づくりを

しています。

知恵を絞り、創意工夫の連続で仕組み作りをしました。

管理会計は、経営には必須です。会計事務所から会計監査をしてもらっているから安心とは

限りません。(税務署対策には良いかもしれませんが・・・)

自社で工夫して、業績管理する仕組みを作っていきましょう。自社の存続のために・・・